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エネルギー事業部の専門技術。製造現場を支える「オイル分析」

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「エネルギー」と「食品」、
2つの事業で暮らしを支える尾賀亀。

エネルギー事業部の石油事業では、
高い専門性を有したスタッフが
石油製品の提案だけでなく、
技術指導なども実施しています。

今回、専門技術のひとつである
「オイル分析」について
学んできました。

尾賀亀エネルギー事業

「オイル分析」とは?

長年にわたり石油製品を取り扱う会社として、尾賀亀では工業用潤滑油を正しく選定し、正しく使用するための研修や学びを常に継続しています。

要望に合わせてただ製品をお届けするだけでなく、機械や用途に合わせた適切な潤滑油の提案や品質管理なども行います。

潤滑油には、「軸受油」「冷却油」「ギヤ油」「油圧油」など多くの役割があります。潤滑油は温度変化などで粘度が変わるので、使い慣れている人でも見た目で油種を判断することはできないといわれ、工場のトラブルのなかでも最も多いのが、誤った油の補給によって発生する潤滑不良だそうです。

そんな潤滑油の状態を正しく判断し、工作機械を長く安全に快適に使用できるよう、尾賀亀のエネルギー事業部は日々学びを欠かすことができません。

オイルを通じた機械の健康診断

「オイル分析」を実施することで、油の劣化や汚染を早期に対策し、予知保全に役立てることができます。それは人間でいう健康診断と同じような意味合い。体を壊す前に定期的にチェックすることが大切になってきます。

この日は、エネルギー事業部のメンバーが若手のトレーニングを兼ねて、丸1日かけてオイル分析を行いました。(広報は「フィルタでの劣化・汚染判断」に同席させていただきました)

まずは、回収してきたオイル製品をボトルごとに記録として撮影しました。“油”なので家庭用の調理油と同様に、酸化することで色が変わっているのは分かります。

でも、目視でわかる汚れはほんの一部。目に見えない汚染こそが、機械の劣化の原因になるとのことでした。

そこで「オイル分析」では専用のフィルタを使用し、目に見えない汚れを“可視化”していくといいます。

専用の「コンタミキット」を使用してのオイル分析を始める前に、再度、目視を実施。色や濁り、沈殿物、水分を目で見て確認しておきます。

光を透過させ濁りの程度を判断するのも大事な確認工程。油の色には管理基準が設けられており、良好な状態を把握しておくことで、効果的なタイミングでの油交換をご提案することが可能になります。

「コンタミキット」を使って

さて、いよいよフィルタを使った分析へ。

「コンタミキット」は検体(テスト油)をフィルタに通すために使用されます。フラスコを真空にすることで、専用のフィルタにオイルを通油させ、汚染物質を補足していきます。分析に使用するオイルの量はメーカーによって決められており、その分量内にどれだけの汚染物が溜まっているかで、汚れ度合いを判断します。

分析を進めたいのですが…粘度が高いオイルを使用しているため、なかなかフィルタを通り抜けてくれませんでした。

油の雫が、ゆっくりとゆっくりとフィルタを通過していきます。もどかしい。

ということで、そんなときのために専用の溶剤を加えてオイルの粘度を下げる(サラサラにする)ことにしました。専門家ならではの手法で分析を正確に行っていきます。

そうしてフィルタに採取した汚染物(目視では見えません)を、顕微鏡で確認します。

汚れは10ミクロン程度の固体物質まで観察できるとのこと。慣れた手つきで観察を進める社員の手際のよさに驚きつつ…“専用の器具を取り付けることで、スマートフォンでの撮影を行うことができる”との話もうかがいました。

分析の妨げになってしまうため、広報は以前別のオイルを分析したときの画像を見せていただきました(今回の結果ではありません)。劣化と汚染が確認できます。

ちなみに「劣化」の場合は、酸化・熱などにより油が変化している状態。対して「汚染」は、水・ゴミ・誤油により油が汚染されている状態。いずれも良い潤滑ができなくなっているという判断になるといいます(状態によって使用は継続可能)。ほか、様々な観点から適切なタイミングを見極めてオイル交換をおすすめするとのこと。その提案にはしっかりと根拠があることが理解できました。

さて今回は普段なかなか目にする機会のない「オイル分析」を見学させていただきました。広報にとっては未知の世界でしたが取材を通じて、エネルギー事業部が掲げる部門のValue『未来に差を生むオイルの最適運用。オイルの専門知識と確かな技術で、お客様の設備とビジネスを支える』の意味が少し理解できたような気がしました。

貴重な機会に立ち会わせていただき、本当にありがとうございました!

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