航空用潤滑油・グリース
パワーフラッシュ
製品概要
長期間使用された油圧設備やタービン設備などの配管内部は、オイル劣化物や外部から混入した異物で汚れていることが多く、オイル交換時にこれを十分に除去しないと、バルブの作動不良やフィルター目詰まりを起こすことがあります。パワーフラッシュは、油圧設備やタービン設備等の配管内部をフラッシングする際に、より効率的な作業を可能とするために開発されたフラッシング助剤です。
特長
フラッシング効果を高めます
パワーフラッシュは、配管内に堆積するオイル劣化物やその他の有機物質などを油中に溶解、分散させる能力が高く、フラッシング効果を高めます。
使い方
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フラッシングに使用する油量に対し、パワーフラッシュを1%添加し、1~2ヶ月程度循環させる方法が最適です。
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油交換が予定されている1~2ヶ月前に、運転中の設備にパワーフラッシュを加える方法も効果があります。
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パワーフラッシュを多量(2%以上)に添加しても、また2ヶ月以上使用しても効果は変わりません。
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配管内が汚れている場合、パワーフラッシュが汚れを溶解してくれるため、パワーフラッシュを添加したフラッシング油は通常黒褐色に変色します。
- 設備内部の洗浄度をさらに向上させるためには、パワーフラッシュを用いたフラッシング作業の後に、使用油(新油)でもう一度フラッシングすることをお勧めします。
注意(パワーフラッシュの残存について)
パワーフラッシュは、鉱物油系の弊社油圧作動油やタービン油に使用される各種添加剤と化学反応することはありませんので、設備内に多少残存しても、実用上の問題はありません。 しかし、大量に残存した場合は、使用油の性状が変化する可能性がありますので、残油を極力少なくすることは重要です。
荷姿
20lペール缶
主な用途
- フラッシング時にフラッシング油中に添加します。
代表的性能
商品型番 | パワーフラッシュ |
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色 (ASTM) | |
流動点℃ | |
引火点(PM)℃ | |
動粘度(40℃)mm2/s | |
密度(15℃)g/cm3 | |
酸価mgKOH/g | |
外観 |