航空用潤滑油・グリース

カストロールモラブアロイ 1000 HT

製品概要

Castrol Molub-Alloy™ 1000 HT (カストロールモラブアロイ 1000 HT, 旧製品名 Molub-Alloy™ 1000) 高温用グリースは合成基油と高温用に厳選した固体潤滑剤を配合しました。 Molub-Alloy 1000 HTの合成基油は、低揮発性で揮発後の残渣が少なく、粘度指数が高く高温でも強固な油膜を提供します。合成基油と独自の増ちょう剤の配合により高温で長期間安定した性能を提供します。 Molub-Alloy 1000 HTは従来の高温用グリースと比較して柔らかな状態を維持します。 Molub-Alloy 1000 HTの高い粘度指数の合成基油により、鉱物油基油と比較して、高温で強い油膜を維持します。優れた防錆剤と酸化防止剤により給脂間隔を延長します。

利点

Molub-Alloy固体潤滑剤の優れた摩擦低減効果 – 容易な起動、過熱低減、ベアリング寿命の延長によるエネルギー削減
合成基油と独自の増ちょう剤技術 – 合成油と独自の増ちょう剤システムは高温でも安定した物性を提供します。このMolub-Alloy 1000 HTは従来の高温用グリースと比較してより軟らかな状態を保ち、ベアリング寿命と給脂期間を延長して連続運転を可能にします
Molub-Alloy 1000 HTグリースは長期には177°C/350°F 〜 288°C/550°F、短期には343°C/650°Fまで使用できます。
環境にやさしい – アンチモン、バリウム、鉛、亜鉛を含みません

その他

Molub-Alloy 1000 HTは他のグリースやオイルと混ぜないでください。詳細は弊社担当者へお問合せください。記載した使用温度や給脂間隔は各個別の事例です。

主な用途

Molub-Alloy 1000 HTは高温で高荷重や衝撃荷重下の低〜中速回転ベアリング用に開発しました。Molub-Alloy 1000 HTの高温用途で事例:

空調設備工場の塗装ライン乾燥炉の天井トローリーホイールコンベアの密閉ベアリング、温度180°C/356°Fで給脂間隔は8か月設定
自動車組立工場の塗装ライン乾燥炉の天井トローリーホイールコンベアの密閉ベアリングで、温度185°C/365°Fで給脂間隔は6ヵ月設定
自動車組立工場の塗装ライン乾燥炉の床コンベアベアリングで、温度190°C/374°Fで給脂間隔は6ヵ月設定
オートバイ組立工場の塗装ライン乾燥炉の天井トローリーホイールコンベアの密閉ベアリングで、温度180°C/356°Fで4カ月後も無給脂でトローリーホイール外側の玉状のグリースはしなやかで軟らかな状態を維持していました。給脂間隔は6ヵ月設定
セメント工場のロータリーキルンで高温ガスの漏れを防ぐガスシール潤滑剤

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代表的性能

商品型番	Molub-Alloy 1000 HT
SAE グレード	1
離油度(24時間,0.25psi,25°C/77°F) ASTM D1742 重量%	-
離油度(30時間@100°C/212°F) ASTM D6184 重量%	8.9
耐水洗試験@79°C/175°F ASTM D1264 損失%	4
酸化安定度@99°C/210°F,圧力損失@100時間 ASTM D942/DIN51808 kPa/Psi	27.6/4
四球摩耗試験-摩耗痕径(40kgf/75°C/1800rpm/1時間) ASTM D2266 mm	0.42
四球耐荷重能試験-融着荷重 DIN51350-2 N	2500
四球耐荷重能試験-融着荷重 ASRM D2596 kg	250
蒸発損失(22hrs@100°C/212°F) ASTM D2595 %	0.3
滴点 ASTM D2265/ISO2176 °C/°F	260+/500+
防錆試験-エムカー試験 ASTM D6138/ISO11007 評点	-
引火点-開放式 ASTM D92/ISO2592 °C/°F	210/410
増ちょう剤	-
基油	-
外観目視	-
基油粘度@40°C/104°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s	540
基油粘度@100°C/212°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s	50
混和ちょう度(60ストローク@25°C/77°F) ASTM D217/ISO2137 0.1mm	310-340
混和ちょう度(100,000ストローク@25°C/77°F)-60ストロークから変化 ASTM D217/ISO2137 0.1mm	20
密度@20°C/68°F ASTM D4052/ISO12185 g/cm³	0.939
ISO分類 ISO6743/9	-