最終更新日:2021/01/05
製品概要
主な用途
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製鉄や鉄鋼 – 高温インゴット、均熱炉、加熱炉近くのピットカバー可動部、圧延機のスクリュー、スリッパーカップリング、ロールベアリング、マニプレーターや連続鋳造のガイドロールにMolub-Alloy 860 ESグリースを使用します
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製紙や林業 – 抄紙機の水洗されやすく、錆やすいプロセス水が暴露する 湿潤端部のカウチ, サクションやプレスロールベアリングや高温の用途でMolub-Alloy 860 ESグリースを使用します
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Molub-Alloy 860 ESグリースは、あらゆる重工業のアンチフリクションベアリング、ブッシング、圧延ロールやカップリングなどで実績があります
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Molub-Alloy 860/150 ESグリースは低~高荷重、高温 (204ºC/400ºFまで)、低~高速稼働時に使用します
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Molub-Alloy 860/220 ESグリースは低~高荷重、高温 (204ºC/400ºFまで)、低~中速稼働時に使用します
- Molub-Alloy 860/460 ESグリースは低~高荷重、高温 (204ºC/400ºFまで)、低速稼働時に使用します
代表的性能
商品型番 | 150-2ES | 220-0ES | 220-1ES | 220-2ES | 460-1ES |
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防錆試験(蒸留水) ASTM D1743 評点 | |||||
基油粘度@100°C/212°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s | |||||
基油引火点-開放式 ASTM D92/ISO2592 °C/°F | |||||
基油流動点 ASTM D97/ISO3016 °C/°F | |||||
混和ちょう度(60ストローク@25°C/77°F) ASTM D217/ISO2137 0.1mm | |||||
NLGIちょう度 ASTM D217/ISO2137 NLGIグレード | |||||
密度@20°C/68°F DIN51757D/ASTM D4052 g/cm³ | |||||
防錆試験-Emcor(蒸留水) ASTM D6138/ISO 11007 評点 | |||||
滴点 ASTM D2265 °C/°F | |||||
耐水洗性 ASTM D1264/ISO11009 重量損失% | |||||
基油粘度@40°C/104°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s | |||||
外観 目視 | |||||
基油 | |||||
チムケンOK荷重 ASTM D2509 kg/lbs | |||||
ロール安定性試験-せん断安定性 ASTM D1831 0.1mm | |||||
銅板腐食試験(24時間,100°C/212°F) ASTM D4048 評点 | |||||
四球摩耗試験-摩耗痕径(40kgf/75°C/1200rpm/1時間) ASTM D2266 mm | |||||
四球耐荷重能試験-荷重摩耗指数(27°C/1770rpm) ASTM D2596/ISO11008 | |||||
四球耐荷重能試験-融着荷重 ASTM D2596/ISO11008 kgf | |||||
増ちょう剤 |
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Castrol Molub-Alloy™ 860 ES (カストロール モラブアロイ 860 ES)グリースは高品質な鉱物油に固体潤滑剤と錆やすいプロセス水による発錆を防ぐ防錆剤を配合した高性能多目的リチウムコンプレックスグリースです。高温、高荷重下のベアリング寿命を延長します。Molub-Alloy 860 ESグリースは低~中速や高荷重、高温用途に適した油膜を形成して長期間保持します。Molub-Alloy 860 ESグリースの耐荷重能と耐摩耗性は汎用コンプレックスグリースを上回ります。化学的な添加剤と厳選された均一に分散するMolub-Alloy固体潤滑剤の相乗効果により優れた性能を提供します。この固体潤滑剤は低速、高荷重、衝撃荷重下のベアリングで最大の利益を提供します。この固体潤滑剤は新しい機械部品の立ち上げ時の厳しい環境の新しいベアリング表面を保護します。優れたベアリング表面は設備寿命を延長します。
利点
Molub-Alloy固体潤滑剤による優れた摩耗特性 – 容易な起動性、発熱とエネルギーを低下して、ベアリング寿命を延長します
格別に優れた耐水性 – 水が存在したり、高温や化学的に活性なプロセス水に曝されても皮膜を維持します
優れた極圧性と耐摩耗性 – 極圧/衝撃荷重下で設備を保護して、ベアリングの摩耗を最小にして、設備寿命を延長します
優れた機械安定性と密着性 – グリースを長期間均質に保ち、潤滑部に皮膜を維持して使用量を低減します
滴点が高く、極めて優れた酸化安定性/熱安定性 – 高温でも潤滑剤の寿命を延長して、高い信頼性を維持します
その他
121ºC/250ºFを超える場合、860 ESの定期的な給脂を必ず検討します。 177ºC/350ºF付近では860 ESを毎週の給脂することをお勧めます。継続的に204ºC/400ºF付近で稼働する場合、860 ESを毎日もしくはシフト毎に給脂します。Molub-Alloy 860 ESグリースは232ºC/450ºFを超えても使用できますが、鉱物油基油の劣化を防ぐためグリースの頻繁な給脂が必要です。ベアリング内部のグリースが固化する前に給脂します。 新しいグリースへの交換時には、前グリースとの適合性の問題を防ぐため、前使用グリースを稼働前にできるだけ取り除いてください。稼働初期には前潤滑剤を完全に押し出すために潤滑剤のこまめな点検と給脂をしてください。