最終更新日:2021/01/05
製品概要
主な用途
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Braycote 2115は主に炉のコンベアベアリングの寿命を延長するために開発しました。塗装乾燥炉、テキスタイルテンターリングフレームなど、最小限の給脂および垂れ防止性を要求するベアリング用途に推奨します。
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Braycote 2115 は連続稼働で250°C / 482°F、短期的には最高 280°C / 536°Fに暴露する条件で使用できます。200°Cを超える温度では強制換気が必要です。
- Braycote 2115 は手動給脂及び自動給脂装置で使用できます。
代表的性能
商品型番 | 2115-0 | 2115-2 |
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基油 | ||
外観 目視 | ||
基油粘度@40°C/104°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s | ||
基油粘度@100°C/212°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s | ||
基油粘度@200°C/392°F ASTM D445/ISO3104 mm²/s | ||
基油引火点-開放式 ASTM D92/ISO2592 °C/°F | ||
基油流動点 ASTM D97/ISO3016 °C/°F | ||
増ちょう剤タイプ | ||
ちょう度(@25°C/77°F) ASTM D217/ISO2137 0.1mm | ||
ちょう度 ASTM D217/ISO2137 NLGIグレード | ||
密度@20°C/68°F IP530 g/cm³ | ||
銅板腐食試験(24時間,100°C/212°F) ASTM D4048 評点 | ||
蒸発損失(24時間@232°C/450°F) DIN58397 重量% |
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Castrol Braycote 2115 (カストロール ブレイコート 2115, 旧製品名 Molub-Alloy (モラブアロイ)2115)は、高温安定性に優れた合成油基油のベアリンググリースです。高級合成油と高温安定性に優れた非せっけん系増ちょう剤を配合します。Braycote 2115は高性能添加剤と固体潤滑剤を配合して優れた摩耗防止性を提供します。また、汎用グリースと比較して、高温でのベアリング寿命と給脂サイクルを大幅に延長するように設計しました。
利点
高い熱安定性と化学的安定性 – 高温での酸化安定性に優れて、潤滑欠如や潤滑不足、消費電力増大のリスクを回避して給脂間隔を延長します。
300ºC/572ºFまで不活性 - 一般的な石油系グリースが硬化する高温でも性能を維持します。
高温下でも(用途セクション参照)、Braycote 2115は多くの非フッ素系溶剤や強酸性、強アルカリおよび酸化剤など多くの薬品への耐性を有します。
その他
Braycote 2115は、他のグリースやオイルと混合しないで下さい。詳細はカストロール担当者にお問い合わせ下さい。
Braycote 2115は、常温で極めて毒性が低く、皮膚や目への刺激はほとんどありません。
250°C / 482°Fを超える温度では、分解して有害な酸性の蒸気を発生する可能性があるため、強制換気を強くお勧めします。